廃線から5日目

時がたつのは早いもので廃線になってから5日が経つ。あと2日で1週間だ。
足寄〜陸別間では銀河線代替バスが走り始めており客層はいつもの顔ぶれになった。
十勝バスの新型バス・・・ローカル線バスにしては高性能すぎるw


さて、廃線翌日から進んでいる廃線作業だがちゃくちゃくと進んでいる。

殆どの踏切跡は進入禁止と車両はみ出し対策の安全柵が設置された。
もう線路が使われない何よりの証拠をたたきつけられる。


撤去された遮断機の機材だがスポット的に仮置場に置かれている。

これは上利別郵便局の向かいに置かれているものである。
つい5日前まで列車が来るたびに動作していていた功労者である。
中には設置されて間もない機材もあるため無念さのみが残る・・・


足寄駅や陸別駅などは町が廃線後の事も見込んで立て替えられた建築物であるため、廃線後も人の出入りがあるが普通の駅としての機能しか持たなかった駅はこうなっている。

これは旧・西一線駅であるが駅プレートが撤去されている。
それ以外は線路もあるしホームもあるので今にでも列車が走ってきそうな感じがする。
だが目の前にあるレールはすでに錆びかかって来ており何日も列車が通っていないことを実感させられる。


俺の現在の心境としては「切ない」がしっくり来るかもしれない。
こんなの卒紺後も味わったことのない切なさだ。
決まった時間にならない警報機、何時まで待っても来ない列車、止まらなくてもいい踏切。
つい先日まで日常生活の一部だったものがさっくりとなくなった。
この寂しさは廃線フィーバーのときに訪れたものにはわかるのだろうか?
彼らは「あの時の銀河線」しか知らないと思う。
けどうちら沿線民は普段乗らなくても生活の一部にあった銀河線。
特にうちら免許を所持して間もない世代はつい先日まで帯広に遊びに出るのに銀河線を使っていた。
沿線民なら誰でも思い出がある銀河線。もういつものおなじみさんを乗せて走る事はない。